五体投地(キャンヂャー)
Apo-Summicron-R 90mm/f2 ASPH RDPV
五体投地とは、巡礼のため聖地に赴く時、文字通り五体を地面に投げ出し、尺取り虫のように大地にひれ伏してはまた立上がりながら進んでいくことを云う。五体投地は極限の巡礼スタイルであり、同時にそれは、我々合理主義の社会にいるものには想像もつかない荒業だ。
合わせた両手を高く掲げ、額と胸に付けて祈り、体を投げ出しては進む。一度に進む距離は自分の身長分だけである。カイラス山を一周するのに2週間以上の時間を費やし、中にはここまで何千キロの道のりを数年かけて来る僧侶もいる。その敬虔な姿に畏敬の念を抱き、思わず合掌してしまうのである。
→五体投地ビデオ(WMV:2.26MB)
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